昔のテクニック、まだ使っている人もいる
キャプションにハッシュタグをずらずら並べるのではなく、最初のコメントにハッシュタグをまとめて投稿する。
一時期よく紹介されていたテクニックですが、今もこのやり方を続けている人がいます。
このやり方は今も有効なのでしょうか。
この記事では、調べて分かった範囲の情報をもとに、最初のコメントにハッシュタグを入れることの効果と、今のおすすめの使い方を整理します。
「最初のコメント」テクニックとは
キャプションの最後にハッシュタグをたくさん並べると、文章が読みにくくなります。
そこで、ハッシュタグを本文に書かず、投稿後すぐに自分で最初のコメントとして書き込む、というやり方が広まりました。
このやり方の狙いは、次の2つです。
- キャプションをすっきり見せる…ハッシュタグの羅列で、文章が埋もれるのを防ぐ
- 検索や発見タブでの表示は保ちたい…ハッシュタグ自体の効果は、キャプションに書いても最初のコメントに書いても変わらないという考え方
効果について、分かっていること
調べた範囲では、Instagram公式からの明確な発表は見つかりませんでした。
ただ、いくつかの実務者・ツールベンダーの見解が確認できます。
- ハッシュタグ運用を支援するツールベンダーは、最初のコメント内のハッシュタグも、キャプション内のものと同じように、検索や発見タブの表示に使われると説明しています。
- 同じ会社は、ハッシュタグを最初のコメントに移すことで、キャプションが読みやすくなり、フォロワーが本文やCTA(行動を促す一文)に集中しやすくなるとも述べています。
これらはツールベンダー側の見解であり、Instagram公式が明言したものではない点は踏まえておく必要があります。
ただ、「最初のコメントに移すと発見面で不利になる」という根拠も見当たりませんでした。
今、重視されているのは「数」より「関連性」
ハッシュタグの使い方自体も、年々変化しています。
2025年末ごろの解説記事では、ハッシュタグは3〜5個程度に絞るのがよいとされ、数よりも投稿内容との関連性が重視される傾向が紹介されています。
また別の解説では、ハッシュタグはかつてのような「表示を増やすスイッチ」としてではなく、投稿内容を伝えるキーワードのような役割に変わってきているとされています。
つまり、「最初のコメントに入れるか、キャプションに入れるか」という場所の問題より、どんなハッシュタグを、何個選ぶかのほうが重要度が高いということです。

キャプションに書く場合との比較
最初のコメントに入れる方法と、キャプションに直接書く方法を比べてみます。
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| キャプションに書く | 投稿と同時に確定する・手間が少ない | 文章が長く見える |
| 最初のコメントに書く | キャプションがすっきりする | 投稿後にもう一手間かかる・コメントを消すと見えなくなる |
最初のコメントに入れる方法は、見た目を整えられる一方で、投稿のたびに「コメントを書き込む」という作業が増えます。
また、他の人のコメントが増えてくると、自分のハッシュタグコメントが埋もれてしまうこともあります。
今のおすすめの使い方
調べた内容を踏まえると、次のような使い方が現実的です。
- ハッシュタグは3〜5個程度に絞る…数を増やすより、関連性の高いものを選ぶ
- 見た目を整えたいなら、最初のコメントに入れてもよい…効果に大きな差はないとされているため、見た目の好みで選んで問題ない
- キャプションに書く場合は、文末にまとめて、本文と視覚的に分ける…改行や記号で区切ると読みやすくなる
どちらの方法でも、ハッシュタグの「数」を絞り、「関連性」を意識することが、場所よりも大切なポイントです。
最初のコメントに入れるときの注意点
もし最初のコメントに入れる方法を選ぶ場合、次の点に気をつけてください。
- 投稿直後に、できるだけ早くコメントを入れる…時間が空くと、他の人のコメントが先に付くことがある
- 他の人からコメントが増えても、自分のコメントを消さない…消すとハッシュタグの表示もなくなる
- 固定(ピン留め)機能を使えば、自分のコメントを上に残せる…埋もれるのを防げる
コメントのピン留め機能を併用すると、ハッシュタグのコメントが他のコメントに埋もれにくくなります。
効果を自分のアカウントで確かめる
公式の発表がないテクニックだからこそ、自分のアカウントで試して確かめるのが確実です。
- 似た内容の投稿を2本用意する
- 片方はキャプションにハッシュタグを書き、片方は最初のコメントに入れる
- 数日おいて、インサイトのリーチや発見タブからの流入を比べる
1回の比較だけで断定はできませんが、何度か試すことで、自分のアカウントにとってどちらが合っているかの傾向が見えてきます。
他の人の意見より、自分のデータを優先して判断してください。
ハッシュタグの選び方そのものも見直す
場所よりも大事な「ハッシュタグの選び方」についても、簡単に触れておきます。
- 投稿の内容と直接関係のあるキーワードを選ぶ
- 大きすぎるハッシュタグ(投稿数が極端に多いもの)だけに頼らない
- 自分の投稿のジャンルで、よく検索されているキーワードを定期的に見直す
関連性の低いハッシュタグを数だけ並べても、表示は増えても「見てほしい人」には届きにくくなります。
数より質を意識したハッシュタグ選びが、場所を気にするよりも効果的です。
他の運用ルールと合わせて考える
ハッシュタグの置き場所は、他の運用ルールと合わせて決めておくと、毎回迷わずに済みます。
- キャプションの文字数が多いアカウントは、最初のコメントに入れてすっきりさせる
- キャプションが短いアカウントは、そのままキャプションに書いても読みにくくならない
- チームで運用している場合は、置き場所を統一しておくと、投稿ごとの差が出にくい
一度ルールを決めてしまえば、投稿のたびに「今回はどっちにしよう」と考える必要がなくなります。
効果に大きな差がない以上、運用のしやすさを基準に決めてしまって問題ありません。
ハッシュタグ運用を振り返る習慣
ハッシュタグの置き場所だけでなく、使っているハッシュタグそのものも、定期的に振り返る価値があります。
- 使い続けているハッシュタグが、今も投稿内容と合っているか確認する
- 新しく始めたテーマがあれば、それに合うハッシュタグも追加で探してみる
- 反応が薄いと感じたら、ハッシュタグの入れ替えも検討してみる
ハッシュタグは一度決めたら固定するものではなく、発信内容の変化に合わせて見直していくものです。
置き場所の工夫と合わせて、内容そのものも定期的に見直してみてください。
小さな工夫の積み重ねが運用を支える
最初のコメントに入れるかどうかは、それ単体では大きな効果を生むものではありません。
- キャプションを読みやすく整える、という大きな目的の中の一つの工夫として捉える
- ハッシュタグの数・関連性・見た目の整理など、複数の小さな工夫を組み合わせる
- 1つのテクニックに頼りすぎず、全体のバランスを意識する
「これをやれば一気に伸びる」という単発のテクニックよりも、小さな工夫を積み重ねていくことが、長期的な運用の安定につながります。
ハッシュタグの入れ替えサイクルを決めておく
使うハッシュタグをずっと固定したままにせず、入れ替えのサイクルを決めておくと、運用が仕組み化できます。
- 1〜3か月に1回程度、使っているハッシュタグの一覧を見直す
- 反応が薄くなったタグは外し、新しく気になったタグを試してみる
- 見直しのタイミングをカレンダーに決めておくと、忘れずに続けられる
ハッシュタグの見直しは、思いついたときにやるものにしてしまうと、結局忘れたままになりがちです。
決まったタイミングで見直す習慣にしておくことをおすすめします。
ハッシュタグ選びに迷ったときの考え方
ハッシュタグを何にすべきか迷ったときは、次の視点で考えるとヒントが得られます。
- 自分が投稿を検索する立場だったら、どんな言葉で探すかを想像する
- 同じジャンルの他のアカウントが、どんなハッシュタグを使っているか見てみる
- 投稿の中で一番伝えたいキーワードを、そのままハッシュタグにしてみる
場所や数のルールを守っていても、タグの内容がずれていると、見てほしい人には届きません。
「誰が検索するか」を具体的に想像しながら選ぶことを意識してみてください。
ハッシュタグ運用に、完璧を求めすぎない
ハッシュタグの運用について調べるほど、「正解」が気になってしまうこともあります。
- 公式から明確な正解が示されていない以上、完璧な運用を追い求めすぎなくてよい
- 基本の考え方(数を絞る・関連性を大事にする)を守っていれば、大きく外すことはない
- 細部にこだわりすぎず、投稿そのものの中身に時間を使う
ハッシュタグは、投稿を届けるための一つの手段です。
手段にこだわりすぎて、本来伝えたい内容がおろそかになってしまわないよう、バランスを意識してください。
最終的には、自分が続けやすい方法を選ぶ
場所にこだわるより、自分が無理なく続けられる方法を選ぶことが、長期的には一番大切です。
- 毎回コメントを書き込むのが手間なら、キャプションに書く方法を選ぶ
- キャプションをすっきりさせたいなら、最初のコメントに入れる方法を選ぶ
- どちらを選んでも、効果に大きな差はないという前提で、気負わず決めてよい
正解を探すことに時間を使うより、決めた方法で投稿を続けることのほうが、結果的に効果につながります。
次の投稿で、今日決めたルールを試す
この記事を読んで決めた置き場所を、次の投稿からさっそく試してみてください。
- ハッシュタグを3〜5個に絞る
- 決めた場所(キャプションまたは最初のコメント)に入れる
- しばらく同じルールで続けて、反応の変化を見る
一度決めたルールを続けることで、迷う時間が減り、投稿作業もスムーズになっていきます。
ハッシュタグの工夫は、焦らず続ける
ハッシュタグの効果は、1本の投稿だけでは分かりにくいものです。
- 決めたルールを、しばらく続けてみる
- 数週間〜1か月程度の反応をまとめて見る
- 変化が小さくても、他の工夫と合わせて効果を積み重ねていく
焦らず続けることが、ハッシュタグ運用を安定させる一番の方法です。
決めたら、まずは1か月続けてみる
置き場所とハッシュタグの数を決めたら、まず1か月は同じルールで続けてみてください。
- 途中で変えたくなっても、一定期間は同じ条件で試す
- 1か月経ったら、反応の変化を振り返る
- 必要があれば、そこから少しずつ調整する
よくある質問
Q. 最初のコメントに入れると、表示が減ると聞きました。本当ですか。
A. そのような根拠は見つかりませんでした。
キャプションに書いた場合と同じように扱われるという説明が一般的です。
Q. ハッシュタグは何個が正解ですか。
A. 絶対的な正解はありませんが、3〜5個程度に絞り、関連性の高いものを選ぶという考え方が今は主流です。
Q. 最初のコメントのハッシュタグを、あとから編集してもいいですか。
A. 編集しても問題ありません。
ただし編集すると、表示されるタイミングが変わる可能性があるため、必要な場合のみにしてください。
Q. キャプションと最初のコメント、両方にハッシュタグを入れてもいいですか。
A. 禁止されているわけではありませんが、同じタグを重ねて使う必要性は薄く、読みにくくなるだけなので、どちらか一方にまとめるのがおすすめです。
まとめ:今日の一歩
最初のコメントにハッシュタグを入れる方法は、今も使って問題ない方法です。
ただし、効果を大きく左右するのは「場所」ではなく、ハッシュタグの「数」と「関連性」です。
今日やることは1つです。
直近の投稿のハッシュタグを見直し、関連性の低いものを削って3〜5個に絞ってみる。
場所をどちらにするかは、見た目の好みで選んで大丈夫です。




