インスタの「リマインダー」を設定する方法|発売や募集開始を通知で知らせる

「知らなかった」で機会を逃さないための仕組み

セールを始めた瞬間に、お客さまが集まってくれたらいい。

募集を開始したら、待っていた人がすぐ申し込んでくれたらいい。

でも実際は、投稿しても多くの人は見ておらず、大事なタイミングに気づいてもらえません。

そこで役に立つのが「リマインダー」です。

これは、イベントの日時を先に設定しておくと、そのイベントの前日と開始15分前に、通知を受け取りたい人へ自動でお知らせが届く仕組みです。

「〇〇がもうすぐ始まります」という通知が、フォロワーだけでなく、フォローしていない人にも届きます。

発売、募集開始、ライブ配信、セール。

「その瞬間」に人を集めたいときに向いた機能です。

この記事では、解説役として、リマインダーの設定方法と、集客に活かすコツを整理します。

リマインダーでできること

まず、この機能でできることを整理します。

  • イベントの日時を事前に設定できる
  • ストーリーズや投稿に「リマインダー」のボタンを表示できる
  • 見た人が「リマインダーを設定」を押すと、通知の予約が入る
  • イベントの前日と開始15分前に、その人へ通知が届く
  • フォローしていない人でも、リマインダーを設定できる

ポイントは、「見た人が自分で設定する」形だということです。

勝手に全員へ通知が飛ぶわけではありません。

興味を持った人だけが登録し、その人にだけ、忘れないよう通知が届きます。

だから、通知を嫌がられにくい仕組みになっています。

ストーリーズでリマインダーを設定する手順

いちばんよく使うのが、ストーリーズでの設定です。

  1. ストーリーズの作成画面を開く(写真・動画を用意する)
  2. 上部のスタンプマークをタップする
  3. 「リマインダー」スタンプを選ぶ
  4. イベント名を入力する(例:秋の新作販売スタート)
  5. 開始日時を設定する
  6. スタンプの位置・大きさを整えて、ストーリーズを投稿する

これで、そのストーリーズを見た人は「リマインダー」ボタンを押せます。

押した人には、前日と15分前に通知が届きます。

ストーリーズ自体は24時間で消えますが、リマインダーの予約は、イベント当日まで残ります。

スマートフォンでインスタのストーリーズ作成画面から「リマインダー」スタンプを選び、イベント名と開始日時を設定しているイラスト

フィード投稿でもリマインダーを使える

フィード投稿を作るときにも、リマインダーを付けられます。

  1. 投稿の作成を進め、キャプションを書く画面まで行く
  2. 「リマインダーを追加」を選ぶ
  3. イベント名と開始日時を設定する
  4. そのまま投稿する

フィード投稿のリマインダーは、プロフィールに残るのが利点です。

ストーリーズは24時間で消えますが、フィード投稿なら、イベント当日まで何度も見返してもらえます。

大きなイベントは、フィード投稿とストーリーズの両方でリマインダーを出すと、取りこぼしが減ります。

リマインダー・お知らせ・予約投稿の違い

似た言葉が多くて混乱しやすいので、ここで整理します。

機能 何をするもの 誰のための操作か
リマインダー イベント前日と15分前に通知を届ける 見た人が自分で設定する
通知(お知らせ)オン 特定アカウントの投稿を毎回通知する フォロワーが自分で設定する
予約投稿 決めた日時に投稿を自動公開する 投稿する側の準備

この記事の主役は、いちばん上のリマインダーです。

「特定の1回のイベントに人を集める」ための機能で、期間が過ぎれば役目を終えます。

一方、通知オンは「このアカウントの投稿を見逃したくない」という、継続的なファンのための設定です。

予約投稿は、そもそも人を集める機能ではなく、投稿作業を楽にするものです。

3つは目的がまったく違うので、混同しないようにしてください。

リマインダーを設定してもらうコツ

ボタンを表示しても、押してもらえなければ意味がありません。

設定率を上げるには、次のような工夫をします。

  • 「何が」「いつ」始まるかを、はっきり書く(あいまいだと押す気になれない)
  • 押すとどうなるかを一言添える(例:ボタンを押すと、開始前にお知らせが届きます)
  • 数量限定・時間限定であることを伝える(例:先着20名・その日限り)
  • 1回だけでなく、イベントの数日前から複数回、案内する

とくに「限定」の要素は効きます。

「いつでも買える」ものには、リマインダーを設定する動機が生まれません。

「そのときを逃すと手に入らない」と分かると、人はボタンを押します。

どんな場面で使うと効果的か

リマインダーが向いているのは、次のような場面です。

  • 新商品・新サービスの販売開始
  • 予約や申し込みの受付開始
  • セール・キャンペーンの開始
  • インスタライブの配信予告
  • 期間限定メニューやイベントのスタート

逆に、「いつ来てもいいお店」「常時受付中のサービス」には、あまり向きません。

リマインダーは「開始の瞬間に人を集める」道具です。

ゴールの時刻がはっきりしているものに使ってください。

「〇月〇日〇時から」と、日付と時刻まで言い切れるイベントかどうか。

そこが、この機能を使うべきかどうかの判断基準になります。

通知が届くタイミングを踏まえた準備

通知は「前日」と「開始15分前」に届きます。

この2回のタイミングに合わせて、受け皿を準備しておきます。

  • 前日までに、販売ページや申し込みフォームを完成させておく
  • 開始15分前の通知に備えて、リンクをプロフィールやストーリーズに置いておく
  • 開始と同時に、あらためて投稿かストーリーズで「始まりました」と知らせる

通知でボタンを押した人が、いざ来たときに「どこから申し込むの?」と迷うと、そこで離れてしまいます。

通知が届く前に、動線を整えておくことが大事です。

「リンクはプロフィールから」「〇〇とDMで送ってください」など、次にどう動けばいいかを、通知に前後する投稿の中で必ず示してください。

せっかく通知でボタンを押してくれた人を、迷わせない。

ここが集客の分かれ目です。

リマインダーと予約投稿の組み合わせ

リマインダーは「お知らせ」の機能で、投稿を自動で公開するものではありません。

そこで、予約投稿と組み合わせると、当日の作業が減ります。

  • 数日前…リマインダー付きの告知投稿を出す
  • 当日の開始時刻…「販売開始しました」の投稿を、予約投稿でセットしておく
  • 開始後…ストーリーズで、リンク付きの案内を出す

こうしておくと、当日その場にいなくても、告知から公開までが自動で流れます。

イベント当日は、対応や発送に集中できます。

告知・公開・案内という3つの動きを、前もって仕込んでおくイメージです。

告知スケジュールの組み方

1回の告知で終わらせず、数日かけて段階的に案内すると、設定率が上がります。

たとえば、5日前から当日までの流れを、次のように組みます。

  1. 5日前…「〇日から新作を販売します」と初告知。リマインダースタンプを付ける
  2. 3日前…新作の中身を1つだけ紹介。「気になる方はリマインダーを」と添える
  3. 前日…「明日の〇時スタートです」と念押し。ここでも設定を促す
  4. 当日の朝…「今夜〇時からです」の最終案内
  5. 開始時刻…「販売開始しました」の投稿とリンク付きストーリーズ

毎回、少しずつ違う切り口で案内するのがコツです。

同じ文面を繰り返すと、見飽きられます。

中身の紹介、作り手の想い、限定数の告知、と角度を変えながら、5回に分けて伝えてください。

反応を次に活かす

イベントが終わったら、リマインダーの数字を振り返ります。

  • 何人がリマインダーを設定したか
  • そのうち、実際に何人が申し込み・購入したか
  • どの告知回で、設定が伸びたか

「200人が設定して、40人が購入」なら、次回は「200人集める告知」を再現すればよい、と分かります。

設定が伸びた告知の切り口は、次回も使えます。

1回ごとに記録を残しておくと、告知のやり方がだんだん上手くなっていきます。

やりすぎると逆効果になること

便利な機能ですが、使いすぎると効果が薄れます。

気をつけたいのは次の2点です。

  • 毎週のようにリマインダーを出す…「限定」感がなくなり、通知を切られる
  • たいして限定でもないのに限定と書く…一度でも「別に急がなくてよかった」と思われると、次から押されない

リマインダーは、月に1〜2回、本当に「その瞬間」が大事なときにだけ使います。

乱発すると、オオカミ少年のようになってしまいます。

「この人のリマインダーは、押しておくと得をする」。

そう思ってもらえる状態を保つことが、長い目で見ていちばん効きます。

通知をオンにしてもらう案内も添える

リマインダーは1回のイベント用ですが、あわせて「アカウントの通知オン」もお願いしておくと、次回以降が楽になります。

  • プロフィールのベルのマークから、投稿の通知をオンにできる
  • 「毎回の新作情報を逃したくない方は、ベルのマークもオンにしてください」と案内する
  • 濃いファンには、ブロードキャストチャンネルへの参加も案内する

リマインダーで一度つながった人を、継続的なフォロワーに育てていくイメージです。

1回きりの集客で終わらせず、次につなげる導線もあわせて用意してください。

よくある質問

Q. リマインダーを設定した人の数は分かりますか。
A. 自分の投稿・ストーリーズのインサイトで、設定した人数を確認できます。

次回の見込み客数の目安になります。

Q. 通知は必ず届きますか。
A. 相手の端末が通知をオフにしていると届きません。

ただ、多くの人はインスタの通知をオンにしているので、届く可能性は高いです。

Q. 日時を後から変更できますか。
A. フィード投稿のリマインダーは、投稿を編集して日時を直せます。

すでに設定した人にも、変更後の日時で通知が届きます。

Q. 過去の日時は設定できますか。
A. できません。

リマインダーは未来のイベント用です。

Q. フォロワーが少なくても使う意味はありますか。
A. あります。

少人数でも「その瞬間に来てくれる人」を確保できるのは大きいです。

初速がつくと、その後の伸びも変わります。

Q. リマインダースタンプが見当たりません。
A. アプリを最新版にしてください。

プロアカウントのほうが機能がそろっている傾向があるので、個人アカウントの方は切り替えも検討してください。

Q. 通知の文面は自分で変えられますか。
A. 基本の文面はインスタが自動で作ります。

イベント名の部分だけ、設定時に入力した名前が反映されます。

分かりやすいイベント名を付けてください。

Q. リマインダーを設定した人に、こちらから個別に連絡できますか。
A. できません。

あくまで自動通知の仕組みです。

個別に連絡を取りたいなら、DMやブロードキャストチャンネルなど、別の方法と組み合わせます。

Q. イベントが延期になったら、どうすればいいですか。
A. フィード投稿のリマインダーなら日時を編集できます。

ストーリーズは編集できないので、新しい日時で出し直し、旧告知はハイライトから外しておきます。

まとめ:今日の一歩

リマインダーは、イベントの前日と15分前に、興味を持った人へ通知を届ける機能です。

発売・募集開始・ライブなど、「その瞬間」に人を集めたいときに効きます。

今日やることは1つです。

次に予定しているイベント(セール・募集・ライブなど)の日時を決めて、告知のストーリーズにリマインダースタンプを付ける。

そのうえで、通知が届く前日までに、申し込みページの準備を終えておいてください。

リマインダーは、告知を「点」ではなく「線」にする道具です。

5日前から当日まで、角度を変えながら案内し、興味を持った人にボタンを押してもらう。

そして通知が届いたときに、すぐ動ける受け皿を用意しておく。

この準備ができていれば、開始と同時に人が集まる状態を作れます。