1.インスタReels(リールズ)がリリース
2020年8月に新たにリリースされたインスタグラムの新機能「Reels(リールス)」に関する記事です。
この機能によって、今までインスタグラムではできなかった、短尺動画の編集やアップロードが可能となりました。
短尺動画とは、一般的に数秒~1分以内の長さの動画を指し、ユーザーにとっても一般的なものとして普及し始めています。
また、以前は短尺動画といえば『Tik Tok』が代表的なプラットフォームでしたが、新機能「Reels」はTikTokとほぼ同じ編集機能を兼ね備えていることからも、今後インスタグラム集客において欠かせない存在となっていく可能性が高いです。
この記事では、インスタグラムの新機能「Reels」を使用するメリットから、基本的な使用方法、集客に活用するためのアイディアを解説していきます。
まだリリースされて間もない機能なので、積極的に活用していくことで、他アカウントとの差別化につなげることもできます。
ぜひ、この記事を参考にして頂きながら、一足先に「Reels」の活用をマスターしていきましょう。
2.インスタのReels(リールズ)とは
「Reels(リールズ)」とは、インスタグラム内で短尺動画の編集・アップロードができる機能です。
今まで、インスタグラムで動画を配信する機能といえば、生配信ができるインスタライブや、ストーリーズ、長尺動画がアップロードできるIGTVがありました。
しかし、いずれも、動画配信がメインの機能で、複数動画の合体、BGMの追加、部分的なテロップ追加などには対応していませんでした。
一部、ストーリーズでは短尺動画に対してステッカーや文字の追加、フィルター加工に対応していましたが、あくまでも単品の動画に対してのみ可能なものです。
そのため、複数動画をつなぎあわせて、より動画をストーリー的に仕立てにしたり、場面を切り替えるといった表現をインスタグラム上で完結することができるようになりました。
Reelsの動画編集メニュー
▼複数動画の合体
▼動画再生スピードの指定
▼動画撮影時間の指定
▼部分的なステッカー・テキスト・落書き追加
▼カメラエフェクト
▼BGMの追加
┗ユーザーが録音したオーディオ
┗ライセンス取得済みのBGM
※具体的な使用方法は第4章で解説していきます。
また、完成した動画は、ストーリーズ、タイムラインに加えて、新たに登場したReelsという掲載箇所にアップロードすることができます。
Reelsは、プロフィール画面よりアクセスすることができます。
また、インスタグラムの品質評価によって発見タブに表示されるケースもあるようです。
複数の掲載面からコンテンツに集客する導線が複数ある点もひとつの特徴です。
3.Reels(リールズ)の機能とメリット
Reelsの最大の特徴は、インスタグラム内でクオリティの高い短尺動画が編集できる点と、インスタグラムユーザーを集客するための導線が設けられている点の大きく2つです。
ただ、動画編集という点に特化すれば、他に代替手段となるアプリも複数あります。
また、短尺動画を求めるユーザーの集客という点では、プラットフォームとして名高いTikTokを利用する手段もあります。
さらに、動画の表現力を追い求めれば、より長い尺の動画を投稿できるYoutubeも活用する手段もあります。
そのため、ご自身の集客の目的に応じて、各動画プラットフォームの特徴を理解した上で使い分けすることをおすすめします。
▼各動画プラットフォームの特徴比較
インスタグラムReelsは、TikTokと比較すると、動画編集レベルや集客方法はある程度共通していることがわかります。
異なるのは、利用しているユーザーの年代において、TikTokよりもインスタグラムの方がより幅広い年代にリーチできる点です。
そのため、20代以上の30代~50代などのより広い年代にアプローチしたい場合には、インスタグラムReelsを利用してリーチを広げ、フォロワーを増やしてエンゲージを高めていくことをおすすめします。
また、Youtubeと比較すると、投稿できる動画の尺が短いため、より多くの情報を伝えたい場合はYoutubeを利用するか、インスタグラム内でも配信したいならば、IGTVを活用することをおすすめします。
4.Reels(リールズ)の使い方と動画編集方法
Reelsで動画撮影・編集・アップロードをするための手順と各機能の使用方法を解説していきます。
まず、Reelsにアクセスするためにはストーリーズ追加ボタンをタップし、[リール]を選択します。
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撮影メニューは下記の通りです。
撮影を開始する前に、各編集メニューを選択します。
撮影が完了したら、各場面にテキスト・落書き・ステッカーを追加します。
[>]をタップすると、アップロードの際に添えるテキストの編集、アップロード設定が行えます。
ストーリーズに投稿したい場合は、先に[ストーリーズ]を選択します。
ダイレクトメッセージで完成した動画を共有したい場合も、こちらから投稿します。
タイムラインに投稿したい場合は、[フォードに表示]をオンにします。
最後に[投稿]を選択すれば、Reelsとタイムラインへの投稿が完了します。
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Reelsに投稿した短尺動画はこちらから確認できます。
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また、投稿した動画をスマホのローカルフォルダに保存したい場合は、一度投稿を開き赤枠部分を選択します。
[動画を保存]を選択すれば、ローカルフォルダへの保存が完了します。
5.Reels(リールズ)が使えないケース
Reelsは、インスタグラムアプリが最新バージョンにアップデートされていないと利用できない場合があります。
また、利用デバイスのOSがアップデートされていないことが原因で利用できないケースもあるようです。
まずは、ご自身のデバイスのOSとアプリが最新バージョンにアップデートされているか確認しましょう。
それでも利用できない場合は、現時点では全ユーザーに対応していない可能性があるので、全ユーザーに開放されるアップデートのタイミングを待ちましょう。
6.Reels(リールズ)を活用した集客アイディア
短尺動画は、短時間で多くの情報を伝えられることが特長のひとつです。
また、静止画と比較して、音楽や効果音、動きのあるビジュアルによって楽しめるエンターテイメント性も重要な要素です。
そうした特性を生かして成功した事例として、化粧品会社のメイベリンニューヨークによるマスカラのプロモーションがあります。
引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000020799.html
独自の楽曲「まつげ彼氏」にあわせてターゲットの10~20代に近いインフルエンサーがダンスするという動画をTikTokで展開した結果、TikTokでのフォロワーが50万人を超える結果となりました。
ポイントは、まつげに悩む女性の心情を歌詞で訴求した点です。
加えて、ターゲットと同年代で知名度のあるキャストを起用した結果、ミュートで視聴してもアテンションをとれるようなクリエイティブとなり、注目を集めることができた事例です。
最終的には、商品のマスカラの認知アップや購買に対して効果が期待できますが、そのきっかけとして、リズミカルな楽曲とダンスとでアテンションを集めるという点は、短尺動画ならではの表現方法ではないでしょうか。
また、ターゲットに共感を得られたり、複数名で共有することで盛り上がるようなコンテンツに設計したりすることで、自然発生的に話題になるような仕掛けも重要なポイントのひとつと言えます。
上記の事例はTikTokでの成功事例ですが、インスタグラムのReelsで短尺動画を活用する際にも、集客で実践できるアイディアとして、ぜひ検討して頂きたい内容です。
7.インスタReelsまとめ
インスタグラムの新機能Reelsは、新しいトレンドの短尺動画を、インスタグラム上で編集・アップロードできる機能です。
リリース直後ということもあり、他アカウントとの差別化の効果も期待できる機能です。
特に、TikTokの利用ユーザー数が全世界で急上昇している傾向からも、短尺動画はニーズのあるフォーマットと言えるでしょう。
ユーザーにとって、短時間に凝縮された情報コンテンツは、手軽かつ直感的にさまざまな情報を得られるメリットによって今後も普及していく可能性が高いです。
他アカウントとの差別化も含めて、インスタグラムの集客戦略の一つとして検討していくことをおすすめします。