インスタグラム集客のUGCとは?UGCのやり方とポイント、増やす方法

1.インスタグラムUGCとは?

「インスタグラムの集客に限界を感じている」という方はいませんか?

企業のインスタグラムアカウントや個人サロンなどの個人の方のインスタグラムアカウントを運用し、フォロワーを増やしたり、いいねを増やすための工夫はできる限り実践してきたけど、

「ある時を境になかなか伸びなくなってきた」
「そもそも売上につながっているかわからない」
といった課題が出てくるケースは多々あります。

それぞれ、悩みは違うと思いますが、まず、フォロワーやいいねを増やすことは、テクニックによって解決できます。

フォロワーを増やしたい、いいねを増やしたい場合は、こちらの「インスタ集客のフォロワーの増やし方」動画をご覧いただければ、増やすことは難しくありません。

インスタ集客でフォロワーを増やす方法!インスタ映え不要のフォロワー数の増やし方を限定公開中!

そして、その上で重要な事は、インスタグラムの本質的な価値でもある「ユーザーとのコミュニケーション」を見直すことで、より長期的にインパクトの大きい効果を期待できる考え方があります。

それが、UGC(User Generated Content)で、簡単に言えば、インスタグラムでの口コミのことです。

この記事では、そんなインスタグラムでの集客をさらにボトムアップしていくために必要な「インスタグラム内でUGCが勝手に増えていく状態」をつくるための考え方とテクニックについて紹介していきます。

インスタグラムでの集客に効く施策は一通り実践してきた結果、次の打ち手が見つからない段階にいらっしゃる担当の方に、ぜひ読んで頂きたい内容です。

2.インスタグラムでのUGC(口コミ)の役割

UGCとは何か?どういった効果があるか?について説明していきます。

UGCとは、ユーザーによる口コミや評価に関するコンテンツのことです。

これは、企業によって発信されるコンテンツではなく、企業の商品・サービスの見込みユーザー、利用ユーザーが発信するコンテンツのことを指します。

▶インスタUGCの詳細はこちらを参照してください

コンテンツとは、インスタグラム上での「タイムライン」投稿や「ストーリーズ」投稿、「IGTV」「インスタライブ」などを指します。

その発信者が、特定の商品・サービスを起点としたときの提供者か、利用者かによって発信するコンテンツの位置づけが変わり、利用者によって発信されたものをUGCと呼びます。

では、インスタグラムでの集客において、UGCにはどのような役割があるのでしょうか?

インスタグラムでの一般的な集客方法の一つとして、自社の公式アカウントのフォロワーを増やし、そこからWEBサイトや予約ページに誘導するというやり方があります。

その場合、フォロワーが増えれば増えるほど、WEBサイトや予約ページへの流入が増え、売上が上がります。

また、流入に至らずとも、フォローしてもらい、自社の商品・サービスに関するコンテンツを発信しつづけることで、より興味関心をもってもらえる可能性が高まります。

そのため、フォロワー数とフォロワーからのリアクションとなる、「いいね」や「コメント」「保存」などの数を増やすことに注力しつづければ、売上も上がっていく可能性が高いです。

一方で、この方法をとりつづけることでのデメリットもあります。

前提として、フォローに至らないユーザーには、WEBサイトや予約ページへの誘導ができないことはもちろん、自社の発信コンテンツを目にしてもらえる可能性が低いということです。

また、インスタグラム上に公式アカウント存在していたとしても、実際に「フォローしたい」というきっかけをつくるためには、インスタグラムの公式アカウントや自分のアカウントだけでは限界があります。

そこで、公式アカウント以外にも、商品・サービスの魅力やポジティブな口コミを発信してくれるアカウントが1つでも多くあれば、自社や自身のフォロワー以外へのアプローチも可能になりますよね。

それこそが、UGCの役割なのです。

インスタグラム上では自社の公式アカウント以外で、商品・サービスを紹介してくれるアカウントとそのコンテンツがリーチを拡大し、さらには第三者評価によって商品・サービスの権威を上げる材料となります。

そして、フォロワー数頼みとなってしまいがちな一般的な集客方法に加えて、実践しておきたいのがそんな「UGCが増えていく状態」をつくりだすことです。

ただし、ここで注意しておきたいのが、UGCはあくまでユーザー自身が「投稿しよう」と感じ、実際に投稿をした結果生み出されたものであるという点です。

私たちが直接的に投稿してほしいと依頼し、そこに対して何かの対価をお渡しするというのが、最もダイレクトで確実な方法だと想像する方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、その結果として生まれるUGCは、ユーザー発信ではあるものの、ユーザーならではの愛用感や独自の視点をないがしろにしてしまう上に、その過程で商品・サービスに対するロイヤリティが下がるリスクもあります。

そのため、重要なのは「UGCが増えていく状態」をユーザー自身が「商品・サービスを通して得た満足感を発信したいと思える状態」と

そんな「ユーザーのアクションが他のユーザーのアクションに連鎖していく状態」と捉え、

そのために必要な情報の準備とコミュニケーションを戦略的に行っていくということです。

3.インスタグラムでUGCを増やす方法

では、具体的に下記のようなUGCが自然発生していく条件を達成するためには何が必要なのでしょうか?

1.商品・サービスを通して得た満足感を発信したいとまで思える状態

2.ユーザーの1のアクションが他のユーザーのアクションに連鎖していく状態

まずは、自社の提供する商品・サービスに満足し、継続的に利用している一人のユーザーに、その満足したポイントを発信してもらうことが必要です。

まだ発信しているユーザーがいない場合、ユーザーが他者に発信したくないコンプレックスや悩みを露呈しなければいけない商品・サービスではないかという点は確認しておきましょう。

例えば、育毛やダイエット用品などは、裏を返せば、髪の毛が少ないことで悩んでいたり、自身の体型のことで悩んでいるユーザーが利用している商品のため、そもそもその悩みを他人に知られたくない人の方が多い場合があります。

そうした商品・サービスは、満足したポイントを発信してもらうのではなく、他の方法で集客していく方向性を検討する必要があります。

上記のようなポイントをクリアしている場合は、そもそもインスタグラムで発信する必要性を感じていなかったり、メリットを感じていない、そのような発想自体がない可能性があります。

そのため、商品・サービスを利用した結果満足を感じているユーザーに対し、その商品・サービスの利用を通して得た体験をつい発信したくなる、他のユーザーに対しておすすめしたくなるようなきっかけをつくることが必要です。

では、つい、商品・サービスの満足した体験を発信したくなる、他人に口コミしたいという背景には、どのような心理があるのでしょうか。

例として、下記のようなものがあると想定されます。

そうして、同様のユーザーが増えていくことで、こんなにたくさんの利用者がいる素晴らしい商品を利用していることや、著名人も利用していることでその価値があがり、下記のような心理が生まれる可能性が高まります。

つまり、大きく分類すると「人の役に立ちたい」「自分をアピールしたい」という心理のもと、

推奨行動、つまり口コミという行動が起こることが想定でき、それらを満たすことができると、さらなる他のユーザーの口コミにつながっていくと言えるでしょう。

ユーザーが商品・利用を利用し、満足した結果

その体験を活用して「人の役に立ちたい」「自分をアピールしたい」という想いを行動に結びつけるために協力できることは何か?
という切り口でアイディアを考えることをおすすめします。

▶インスタUGCの具体的なやり方を知りたい方はこちら

4.インスタUGCをうまく活用している事例

では、実際にUGCが活発に発生している企業・ブランドの事例を見てみましょう。

●UNIQLO(@uniqlo_ginza)

ユニクロが運営している本アカウントは、投稿の多くがユニクロのアイテムを身に着けたユーザーによる写真で構成されています。

特長的なのは、この投稿を見ているユーザーに対し、

写真の提供元となるユーザーを紹介する形で「~さんのIGに、素敵なコーデがたくさんありますよ。素敵な写真をありがとうございます。」というコメントを添えている点です。

自社の商品を紹介してくれたユーザーに対し、お礼を伝えながら、

素敵なアカウントということをフォロワーに対して拡散することにより、

紹介されたユーザーはもっとユニクロのファッションを投稿しようという気持ちになる可能性が高いです。

さらに、その投稿をみたユーザーも自分も真似してみようと感じてもらえる効果も期待できるでしょう。

●Manaraホットクレンジングゲル(@manara_japan)

化粧品のマナラのインスタグラムアカウントでは、マナラジャパンの公式アカウントに対してメンションしているユーザーのアカウントを頻繁にリグラムしています。

特長的なのは、季節やシーン別のお肌悩みに対し、

解決策となる切り口で商品のおすすめポイントを述べたうえで、その内容に関連するようなユーザーの投稿をリグラムしている点です。

商品の魅力を、企業側からの一方的な発信だけではなく、

UGCの第三者的評価の要素を加えることで、より魅力的に映るだけではなく、

まだ使用したことのない検討中のユーザーに、よりリアルなユーザーボイスを届け、購入の後押しができる効果もあります。

5.インスタUGCまとめ

ここまでお伝えしたように、ユーザーが商品・サービスの魅力を発信してくれる状態をつくっておくことで、リーチ拡大や、それによる認知度アップを図ることができます。

さらに、商品・サービスの購買を検討しているユーザーの後押しとなるような、他のユーザーの体験談としての効果、良い印象を与える効果も期待できます。

一般的なインスタグラムの集客方法にUGCを増やすことを取り入れれば、インスタグラム集客のさらなる加速が見込めるので、ぜひフォロワー数やいいね数を増やす施策と同時に、UGCを増やす施策を行ってみてくださいね!

今回は、インスタグラムのUGCの増やし方についてお伝えさせていただきました。

参考になると幸いです。