インスタグラム「イベント機能」の使い方と集客方法!設定手順、リマインド、ストーリーズ活用法

1.インスタにイベント機能が実装

ここでは、2020年8月からインスタグラムに新たに実装された「イベント機能」について解説します。

イベント機能とは、タイムラインの投稿をする際に、イベントの告知をすることができる機能です。

インスタグラムは、商品の購入・サービスの利用を促進するだけでなく、イベントへの集客をする機能も充実しています。

これからご紹介する「イベント機能」に加えて、ハッシュタグ・ストーリーズのカウントダウン機能をあわせて活用することで、イベント開催当日に向けて、参加者を盛り上げたり、当日の模様を拡散することまで可能です。

また、大勢が集まるイベントの開催が難しいご時世、インスタライブ機能を活用することで、オンライン上でのイベントを開催することもできます。

この記事では、インスタグラムの新機能「イベント機能」の基本的な使用方法に加えて、イベントへの集客を強化するためのインスタグラム活用方法まで解説していきます。

ぜひ、インスタグラムでイベント集客を検討している方に参考にしていただければ幸いです。

2.インスタグラムのイベント機能とは?

インスタグラムのイベント機能とは、インスタグラムのタイムライン投稿において、イベント名・イベントの開催日を告知することができる機能です。

告知する側は、従来のタイムライン投稿の際、イベント設定をするだけでイベント告知が可能となります。特別な設定や、面倒な編集は不要です。

イベント機能という名前ではあるものの、インスタグラム上で開催するオンラインの催し物だけではなく、新商品の発売やセールのお知らせなどにも活用することができます。

また、参加する側はタイムラインの投稿から、イベントのリマインダー設定をすることで、イベント当日にインスタグラム上でリマインドを発動することができます。

通常であれば、別のカレンダーアプリなどで管理しなければいけないスケュールを、インスタグラム上で一括管理することも可能です。

3.イベント機能の使い方とリマインド設定方法

はじめに、インスタアプリが古いバージョンだとイベント機能が表示されないかもしれないので、最新版にアップデートしておいてください。

インスタ「イベント」投稿手順

タイムライン投稿のテキスト入力画面で[イベントを追加]を選択します。

[イベント名]を追加します。

[開始日時]を選択します。

ここでタイムライン投稿に使用できるのは、イベント作成日から90日以内のイベント投稿です。

[終了日時]を選択します。

終了日時の設定は任意です。長期間実施するイベントに関しては、開催期間を正確に伝えるために終了日時まで設定しておくことをおすすめします。

[シェア]を選択したら、イベントの投稿が完了します。

イベント情報をフォロワーにより拡散したい場合は、ストーリーズでシェアすることも可能です。

イベントのリマインドを受け取る方法

投稿した写真に表示される[イベントの通知]を選択します。

[通知を受け取る]を選択すれば、イベント開始の15分前にインスタグラム 上でリマインドが届きます。

リマインドを設定したイベントは、アクティビティタブ(ハートマーク)から確認できます。

通知をオフにしているとリマインド設定できないため、リマインド設定する際はiphoneの場合、「設定」→「通知」→「Instagram」で【通知を許可】をオンにしてください。Androidも同様に通知設定をオンにしてください。

4.インスタイベント機能を有効活用するやり方

イベント機能は、あくまでイベント設定をしたタイムラインを閲覧したユーザーに対して告知することができるものです。

そのため、そのイベントをより多くの人に告知するためには、併せて集客のための工夫をする必要があります。

本章では、イベント情報をより多くの人に拡散するための集客アイディアを紹介します。

ハッシュタグ及びオリジナルハッシュタグの活用

インスタグラムユーザーは、興味のあるハッシュタグによって、検索して情報収集をしたり、共通の趣味をもつユーザーとコミュニティを形成する傾向にあります。

そのため、タイムライン投稿の際に、イベントに関心のありそうなユーザーが好むハッシュタグを必ず追加しておくようにしましょう。

ハッシュタグからイベント情報を認知させ、イベント参加を促すことができます。

1つの投稿に対して、最大で30個までハッシュタグを追加することができます。

▶︎適切なハッシュタグの見つけ方はこちらを参照してください

また、オリジナルのハッシュタグをあわせて告知しておくこともおすすめです。

イベントに参加したユーザーにオリジナルハッシュタグを追加した投稿をしてもらうことで、イベントに興味をもったユーザーがそのハッシュタグからイベントを知り、イベントの模様や、参加ユーザーの感想とあわせて内容を把握することができます。

特に、定期的に実施しているイベントに関しては、このオリジナルハッシュタグを毎回使用することで、継続的な集客効果が見込めるため、ぜひ実践しておきたい工夫のひとつです。

位置情報の活用

位置情報を設定しておくことで、位置情報で検索したユーザーにリーチすることが可能です。

つまり、そのアカウントに関心がなかったり、イベントの存在を知らない新たなユーザー層にリーチすることができます。

特に、直接足を運ぶタイプのイベントでは、イベント内容はもちろんのこと、開催場所がイベント参加の大きな要因となります。

「近くでやってるからちょっと参加しよう」というユーザーを取り込むためにも、ぜひ開催場所の位置情報を設定しておくことをおすすめします。

ストーリーズのカウントダウン機能の活用

イベント告知は、1回のタイムライン投稿だけではなく、イベント開催日まで、定期的に告知することでより集客を見込むことができます。

その際に活用したいのが、ストーリーズの「カウントダウン機能」です。

「カウントダウン機能」は、ストーリーズのスタンプの一つで、設定したカウントダウン終了日時を迎えると、投稿ストーリーズ内で紙吹雪が舞う演出ができます。

ストーリーズの投稿自体は24時間で消えてしまいますが、一度作成したカウントダウンスタンプは、ストーリーズ投稿の際に引き継がれます。

ぜひ、定期的にカウントダウン投稿をすることで、イベント開催までの告知はもちろん、参加ユーザーがワクワクするような演出を仕掛けていくことをおすすめします。

上のアカウント( @ao0gm )では、毎週月曜日にYouTubeやインスタグラムを活用した集客や、起業、副業、パラレルワークなど、ビジネスについてのライブ配信を開催しています。

この際に、インスタグラムのイベント機能でタイムライン投稿で告知し、この投稿をストーリーズにシェアしてタイマー機能を設定しています。

5.インスタ「イベント集客」事例

実際に、インスタグラムを活用してイベント告知をしている事例を紹介します。

@kinokipottery

こちらは、陶芸家の方のアカウントです。

もともと開催を予定していた陶器販売のイベントが中止となり、オンラインで開催することとなった旨を告知している投稿です。

販売イベントを企画していた企業はもちろんのこと、そのイベントで販売側として参加する予定だった複数の陶芸家アカウントが告知をすることで、当初から参加する予定だったユーザー以外にもリーチすることができた事例です。

実際にイベント機能を設定している投稿ではありませんが、こちらの投稿にイベント設定をすることで、イベントに参加したいと考えているユーザーは、リマインド設定によってイベントに参加し損ねることを回避できます。

6.イベント機能まとめ

今回、新しくリリースされたイベント機能をはじめ、インスタグラムにはイベント集客・告知に活用できる機能が充実しています。

イベント機能自体は、タイムライン限定での機能となりますが、集客したいターゲット層にあわせて、ハッシュタグや位置情報、ストーリーズをフル活用することで、より効率的な集客効果を見込むことができます。

最近では、新型コロナウイルスの影響を受けて、足を運んで直接参加するタイプのイベントも中止せざるを得ないケースも増えてきていると思います。

ただ、物販の場合であれば、インスタグラムの物販機能「Shop Now」を活用したり、講演や劇など視覚的に楽しむエンターテイメントであればインスタライブ機能を活用したりと、オンライン上で開催できる選択肢が増えています。

▶︎Shop now機能の詳細はこちらをご覧ください

▶︎インスタライブ機能の詳細はこちらをご覧ください

対面で開催するイベントをやむなく中止する決断をされる前に、まずはインスタグラム 上のユーザーに届ける選択肢と実践するための手段がないか、検討されることをおすすめします。

ぜひ、この記事を参考にしながら、新たな生活様式におけるオンラインイベント企画の一助としても活用していただけたら幸いです。