インスタライブの投げ銭「バッジ」機能!他SNSと比較・使い方・活用方法のアイディアも!

1.この記事について

2020年11月から、インスタグラムに「バッジ機能」が実装されました。

バッジとは、通称「投げ銭」機能と同じもので、インスタグラムのインスタライブで利用することができます。

もともと、代表的なライブ配信サービスの「17Live(イチナナライブ)などで利用できた「投げ銭」機能ですが、インスタグラムにおいても同等の機能として「バッジ」機能がリリースされたのです。

この記事では、インスタグラムで新たに追加されたバッジ機能の概要から、利用することのメリット、活用方法について紹介していきます。

インスタライブを使って集客を強化していきたい方、バッジ機能と類似している投げ銭機能に興味のある方は、参考にしていただければと思います。

2.インスタ バッジ機能とは

インスタグラムの「バッジ機能」とは、インスタライブ閲覧者が「バッジ」と呼ばれるインスタグラム上の仮想通貨のようなものを購入し、インスタライブ配信者に対して、送金ができる仕組みです。

主に3種類の課金タイプが設けられており、120円・250円・610円の単位で購入が可能です。

インスタライブを閲覧時に、このバッジを購入すると、ライブ配信中のコメント欄に、バッジ購入シャとして「アカウント名」と「購入バッジ」のアイコンが表示されます。

つまり、視聴者は自分の意思によって、配信者に対してお礼や応援の気持ちを込めて、直接金銭的な応援やそのアピールができるシステムです。

バッジを受け取った配信者は、収益を得ることができるとともに、ライブ中に、名指しでコミュニケーションをとることができ、さらに視聴者との交流を深める効果も期待できます。

すでに、インスタグラム以外の動画配信プラットフォーム「Youtube」や「SHOWROOM(ショールーム)」、「17Live(イチナナライブ)」などでは、バッジ機能と同様の「投げ銭」機能が実装されています。

配信者としては、配信することによる金銭的な収益を得られるという軸で、すでに「投げ銭」機能が実装されているサービスを選択していたところに、利用ユーザーの多いインスタグラムで、同様の機能が実装されることで、インスタライブ配信利用者はさらに増加することが予想されます。

まだ競合アカウントが参入していない状況下で、いち早く機能を活用することで、早期に閲覧ユーザーを獲得できるメリットも想定できるため、インスタライブで収益を上げたい場合は、活用してみてくださいね!

【インスタライブ参考】
▶︎インスタライブとは?始め方と配信方法、見方、動画保存のやり方、コメント、質問、フィルターの使い方!

3.インスタライブを利用するメリット

既に投げ銭機能が実装されていたYoutubeやSHOWROOMと比較して、インスタライブを利用するメリットは大きく3つあります。それぞれ詳細を説明していきます。

(1)インスタグラムで集客したフォロワーに対して配信できる

インスタグラムでは、アカウントのフォロワーに対してライブ配信をすることができます。

フォロワーの流入元はそれぞれ異なりますが、そのアカウントに対して何かしらの興味がある状態でフォローしていることを想定すると、そうした切り口でライブ配信をすることで、よりユーザーのエンゲージメントを高めることができます。

アクティブなフォロワーが多ければ多いほど、一度にライブ配信を閲覧するユーザー数も増える可能性があるため、フォロワーを増やし、ライブ配信で一気に関係性を深められる効果が期待できます。

(2)インスタライブ以外のストーリーズやタイムライン投稿と連動したコンテンツを配信できる

ライブ配信を専門としたプラットフォームでは、視聴ユーザーと、動画コンテンツを中心とした関係性がメインとなります。

一方、インスタグラムは、もともとタイムライン投稿やストーリーズ投稿など、静止画や文字のみのコンテンツがメインのプラットフォームのため、そうした異なる種類の見せ方や訴求が可能です。

また、最近リリースされた「イベント」機能を活用することで、インスタライブの配信を事前に告知し、閲覧者を効率的に集客することも可能となりました。

▶︎インスタグラム「イベント機能」の使い方と集客方法!設定手順、リマインド、ストーリーズ活用法

(3)インスタライブ以外にもコミュニケーションをとることができる

ライブ配信をメインとしたプラットフォームにおいては、視聴ユーザーとのコミュニケーションはライブ配信中のコメントに対するコール&レスポンスがメインとなります。

その点、インスタグラムにおいては、実際に視聴したユーザーに対してDMを送信したりと、個別のやりとりをするための機能が充実しています。

特に、ライブ配信視聴者をリアルタイムで確認できる機能に加えて、配信後に閲覧者のリストを20名程度確認することもできるため、熱量の高いファンに対して、直接的なメッセージを送ることで、さらにエンゲージメントを高めることができます。

▶︎インスタグラムのエンゲージメント率を上げる方法|見方と確認の仕方、平均目安、計算のやり方を解説!

4.バッジ機能の活用方法

一般的に、ライブ配信は、著名人や影響力のあるインフルエンサーが活用しているイメージが強く浸透していると思います。

しかし、活用次第では、自社の商品やサービスをさらなる成長につなげることや、社会貢献につなげることで企業イメージアップ効果も期待することができます。

具体的な活用アイディアを紹介していきます。

■新製品や新ブランド開発のための資金調達

すでに一定層のフォロワーやファンがいることを前提とし、そのブランドとして新たな製品開発の方向性をプレゼンテーションするライブ配信するというアイディアです。

例えば、現在企画している製品のアイディアや、その製品を開発しようと考えた背景を説明します。

参加者限定で、もしその製品アイディアに関心を持った場合に、投票の意味を込めてバッジの購入をお願いしますという告知を行い、実際にバッジ数が多かったアイディアを実現していくという活用方法です。

こうした手法のことを”DtoC(Direct to Consumer)”と呼び、顧客とつながって製品開発を行うという最近トレンドのプロダクト開発方法です。

実際にバッジを購入してくれたユーザーの中から、製品開発に参加したいユーザーを募り、長期的に製品のプロトタイプに対する評価・意見を募ることで、その製品が完成する前から、愛着をもった見込み客を集めることも可能です。

また、「クラウドファンディング」のように、バッジによって一定の金額を投資してくれたユーザーに対して、製品が完成した後にお返しという形で、製品を送るようなコミュニケーションも実現することができます。

■投げ銭を社会問題の解決に全額寄付する

投げ銭を収益として吸収するのではなく、例えば、被災地や環境保全活動に全額寄付するというアイディアも可能です。

その活動自体が、企業として社会に貢献することにつながるため、資本力がない企業でも、小さくCSR活動として実施することができます。

社会への目に見える貢献ということはもちろん、企業やブランドのイメージアップにも効果が期待できるため、そうした他社では実施していない活動によって、話題をつくりたすこともできます。

5.インスタライブの投げ銭「バッジ」機能まとめ

インスタグラムで新たに実装されたバッジ機能は、フォロワーとの新たなコミュニケーションのありかたを実現することができる可能性を秘めています。

活用方法次第では、競合他社や競合アカウントが思いつかなかったようなやり方で、ご自身の商品やブランドの認知度をあげたり、イメージアップを狙っていくことができます。

特に、類似した機能として”投げ銭”機能を実装している他プラットフォームと比較し、インスタグラムではライブ配信以外の様々なコンテンツ配信・コミュニケーションが可能です。

いくつかの機能を複合的に組み合わせ、ご自身の商品・ブランドのファンとなるようなユーザーの獲得・育成を仕掛けていきましょう。